【オーナーのひとり言】これまでの旅やその魅力について考えてみました!

熊野

こんにちは!「前の家おさき」のオーナー熊野です。
今回は、私の昔の旅の経験やそこで考えた「楽しい旅」のあり方をどう宿に落とし込んでいったかについてご紹介します!

目次

『地球の歩き方』片手に世界を巡っていた学生時代

私の旅好きはいつから始まったのか…。

学生時代、初めて手にした『地球の歩き方』を片手に、東南アジア(タイ、マレーシア、シンガポールなどをマレー鉄道で回りました!)、インド(ガンジス川が見たかった…)開放間近の中国(兵馬俑を見に西安へ。コミュニケーションは筆談中心)、韓国(歴史的な文化財を見に釜山へ)など様々な国や地域を巡りました

釜山で泊まったオンドル(湯治を目的とした民泊。床が温かい)で受けたオムニ(お母さん)の人の温かいおもてなしや、100年前にタイムスリップしたかのようなインドの光景(舗装されていない道やたくさんの人、牛、クラクションや呼び込みの喧騒…カオスながらも楽しい体験でした笑)、腰が抜けるほど衝撃を受けた中国の兵馬俑、開放に向けての活気…。

熊野

せっかくなので、手元にある写真でギャラリーを作ってみました!

旅は「はじめて見る景色」や「現地の人との交流」が満ちていました。大変なときもありますが、旅行は人生を豊かにしてくれるものだと思います

決まったスケジュールから解放され、好きな土地を歩き、美味しいものを味わう。見たこともない文化や歴史に触れ、澄んだ自然の中に身を置くことで、自分がじんわりと、あるべき場所に戻るような感覚。それは“自由を楽しむ”と同時に、“自己を確立する”時間でした。

定年退職を機に「前の家 おさき」を作ることを決める

リフォーム前の「前の家」

定年退職を迎えた1年前、母から「前の家」にまつわる物語を聞きました。

様々な人が集い、人と人とを繋ぐ場所として利用されてきた「前の家」。築100年の大切な家を守るとともに、「人が集まる」という文化も何らかの形で残していけたらと思い、いろいろと考えた末に思いついたのが「一棟貸しの宿」でした。

宿づくりで大切にした3つのこと

次は、私が宿づくりにおいて大切にしたことをご紹介します。

熊野

以下は、宿づくりにおいて私が大切にしたコンセプトです!

  1. “人との触れ合い”を大切に
    宿を訪れることで得られる、オーナーや家族との小さな出会い。それが誰かにとって心の栄養になると信じています。
  2. 「その土地らしさを感じる」旅を
    表面的な名所めぐりではなく、土地の暮らしに触れられる体験を。自然や食、地元の温かさを味わってほしいと願っています。
  3. “美味しいごはんと快適な宿”も大事!
    朝ごはんをはじめ、ベッドなどの寝具や、お風呂にまでこだわって、安心で心地よい時間を整えています。

ローカルを楽しむ淡路島体験

「前の家 おさき」は、西海岸に位置する一棟貸しの古民家宿。観光拠点としての利便性はもちろん、“淡路島の日常”を感じていただけるように工夫しています。

朝散歩ツアー:近隣のいちご農家さん訪問や、小道を歩きながらの自然散策を宿主がご案内

地元農家さんとの交流:旬の野菜やいちご狩りで、季節の恵みをその手で味わっていただけます

穴場スポットへのアクセス:廃校をリノベした「サキア」や無人販売所、海と棚田の夕映えが見られる小径など、車で少し足を伸ばせば地元の人たちが大切にする風景へご案内

大切な人との思い出を紡ぐ宿を目指して…

さいごに、旅には日常から一歩踏み出して、新しい体験をする魅力があります。

「前の家 おさき」は、大切な人と普段できない体験(淡路島の食材に舌鼓を打つ、ローカルに触れる、自然を感じるetc.)をとおして、素敵な思い出づくりができる宿であればと思います

日々の慌ただしさから離れて、家族や自分とじっくり向き合う時間を。この場所が、皆さまにとってそういう“帰るべき場”になるなら、それ以上の喜びはありません。

これからも新たな体験や出会いをご用意しつつ、皆さまの旅を豊かにできる宿であり続けます。どうぞ、ご家族でゆっくりといらしてください。お会いできる日を心より楽しみにしています。

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この記事を書いた人

「前の家 おさき」のオーナー。2024年に、両親から受け継いだ呉服屋の建物を残したいという思いから、一棟貸しとして「前の家 おさき」をオープンしました。趣味は、写真撮影です。一棟貸しを通して、いろいろな方とお会いできればと考えております。気になることがあれば、いつでもお問い合わせください!

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